本ページは姉妹ブログ「アジア! 華流! 台流! C-POP!」からの引用です(http://asien.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_9278.html)。
昨日は、自分が華流業界に入るキッカケとなったエピソードをお話しましたが、本日は、華流ドラマを観ることになったキッカケについて少々お話しようと思います(少々と言いつつも、結局いつものように長くなると思いますが。。。笑)
フツー、皆さん、『流星花園~花より男子』なんですよね?華流ドラマとの出会いというのは。
自分の場合は、『愛情白皮書~あすなろ白書』から入りました。
その経緯をお話しましょう。
ワーナーのアジア・パシフィック部門では、自分は、香港のマーケットも見ておりましが、香港チームは早くから台湾ドラマのマーケット性に目を付けていて、『流星花園』『愛情白皮書』『山田太郎物語』『求婚事務所』などの台湾ドラマ作品の買付けをしてはVOD/DVDの販売をしていました。で、確か、2002年か、2003年だったかと思いますが、その年の売上げのナント25%を『流星花園』が占めちゃったんです。ワーナー内では大変なニュースでした。それで自分も思いました、これからは台湾かなって。
で、香港出張の際に、その台湾ドラマのサンプルVCD『流星花園』と『愛情白皮書』を送ってもらったんですね、勉強のために。
最初に観てみようと思ったのは『愛情白皮書』の方でした。なぜならば、香港オフィスに貼ってあった宣伝用ポスターが、『愛情~』の方が見栄えが良かったので。『流星花園』は、F4の4人が小さく背中を向けて左下に座っていて『流星花園』の文字がデカデカと出ているポスターだったので、イメージがあまりわかなかったんです。一方、『愛情~』の方は、出演者全員の顔がアップになっていたこと、そして当時は知らなかったショーン・ユーがなんとなく光るものがあったからというのと、やはり副題で書かれていた「あすなろ白書」(日本語)は、例のフジテレビ版のドラマを観ていましたし、柴門ふみさんのコミックの方も読んでいたので、親しみがあったからでした。
いや~、出来が良かったので驚きましたよ。映像が詩的で、音楽も良かった。当時は中国語のリスニングは大してできなかったので、中国語字幕を追いつつ映像と音楽を楽しむといった感じだったので、セリフ回しが下手だとかいうのは全く気にしていなかったんですね、自分的には。でも、台湾オフィスのスタッフに聞いてみたら、出演者がほぼ新人でセリフもボソボソ言っていて(特に、ショーン・ユーはこれがデビューで、しかも、元々香港出身なので、国語セリフに慣れていなかったんでしょうね~)、イライラするとか言っていたので、まあナント手厳しいことを言うんでしょうね、と思っていましたが、数年経って観返してみると、確かにボソボソ何言っているの?という感じだし、しかも、主人公の掛居が優柔不断な男でどっちの女性に付くのか余計イライラさせちゃったんでしょうね。日本ではとってもウケたドラマ&コミックだったんですけど、中華圏ではストーリー自体があまり馴染めなかったのかもしれませんね。でも、日本人の自分にとっては、とても良く出来ていると思えたし、その後に日本版DVDも観てみましたが、やはり台湾版の印象の方が良いです。
で、出演人もそれぞれに魅力を感じました。
ショーン・ユーはその後は香港に戻って香港映画にはなくてはならない存在になりましたし、レイニー・ヤンも台湾アイドル・ドラマの常連として成長、『愛情~』の中で英語の発音がネイティブだなと関心していたエディ・ポンも映画にドラマに活躍中だし、それから、『愛情~』で才女を演じ&主題曲も歌っていたファン・ファンはその後CDデビューでブレイクし、今や「模範棒棒堂」のMCを務めるなど大活躍。しかも、彼女はハーバード大出身というから驚きました。台湾は学歴社会なので、タレントであっても高学歴でないと生き残れないみたいですね。。。厳しい!
などと書いていたら、やっぱり長くなっていました(笑)。
最後にちょっとだけ『流星花園』のことについて触れますと、実は、香港チームから送ってもらったVCDサンプルはしばらくの間、放置しちゃっていたんです。何でしょうか、食わず嫌いと言うのでしょうか?自分としては、原作のコミックを読んでいなかったし、VCDのパッケージ・デザインにもそそられることがなかったので、放って置いちゃったんですね。でも、しばらくするうちに(2004年ごろ?)、ブログなどで『流星花園』はスゴイ!とか、華流ムック本がコゾッて『流星花園』特集を組み出したので、「エ、そんなに面白いんだ!?」と奮起して、観始めたんです。そしたら、面白いこと面白いこと。もっと早く観ておけば良かったと後悔しました。まあ、でも、DVDなどのパッケージ・ビジネスはパッケージ・デザインが非常に大事なんですよね。もっとイメージがわくデザインだったらもっと早く観ていたのに、と思いました。
という感じです。その後、『流星花園』も何回か観ていますよ。テレビドラマは中国語学習にとって、とても良い教材ですからね。映画よりもセリフが多いですし、日常的な会話が豊富に収録されていますので。自分が台湾ドラマを観る動機の大部分は中国語の学習と、台湾の若者文化の情報収集に向けられていますが、やはりドラマ自体が面白くないと続かないので、話題性のあるものを選ぶようにしています。中国語を勉強するには台湾ドラマ!そんな鑑賞方法は大いにアリだと思っています。
東アジア統合の時代、中国語はとても大事な言語になって来ます。男性諸君、中国語を学ぶのであれば、台湾ドラマをたくさん観ることですゾ。要は、英語と同じです。
では、今日はここらへんで。
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