「宮廷女官 若曦(じゃくぎ)」(原題:歩歩驚心) 」 vs 「宮廷の諍い女」(原題:後宮甄嬛傳) ”果郡王”こと李東學(リー・トンシュエ)
本日は、東京城南地区でも雪!
積りそうな気配です。
”雪”と言えば、先週放送された「宮廷女官 若曦(じゃくぎ)」 第4話に出てきたマントを羽織ったジャクギの姿が思い浮かびますが(http://asia-republic.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-caa4.html)、「宮廷の諍い女」にも”雪”の名シーンがあります:
◆Apply Dailyの公式動画「動新聞」より 《後宮甄嬛傳》果郡王李東學愛操肌 現場朋友展歌喉: http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=nhHsnE6XOyI#!
「宮廷の諍い女」をして、中華圏でここまで大ヒットせしめた理由の一つとして、主人公”甄嬛”(シンケイ)と”果郡王”との宮廷ロマンスがあります。
”果郡王”(康熙帝の第十七皇子、即ち雍正帝の兄弟)を演じているのは李東學(リー・トンシュエ)という俳優ですが、「諍い女」の大ヒットによって一躍スターダムに!(ジャクギの第十四皇子こと林更新リン・ケンシンのように一気に大スタア様になりました)
韓流スタア風の顔立ちで、しかも、先ほどの映像にもあったようにかなりのモムチャンです。
台湾の台視(TTV)で過年に放送された”紅白”(春節の年越し特別番組)では”甄嬛組”が大陸から招聘されてメインとトリを務めましたが、李東學も歌を披露してかなり盛り上がりました。彼が歌ったのは、台湾で一昨年大ヒットした映画「あの頃、君を追いかけた」(原題:那些年,我們一起追的女孩)の主題歌だったので、自分としても感慨深かったです!http://udn.com/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT7/7703458.shtml
高熱にうなされる愛する人のために、自ら雪の中に身を投じてカラダを冷やして”人間保冷剤”となって、愛する人の高熱を冷ましてあげるという名シーンが視聴者の心を打ちました。
このシーン、ぜひご堪能頂きたいです。
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さて、本日の「ジャクギ」ですが、いよいよ宮廷入りし、康熙帝(こうきてい)お側にお仕えする宮廷女官となります。
ジャクギが宮廷入りすることになるキッカケは、そもそも、康熙帝の妃選びの儀にジャクギが候補者として選ばれたことにあります。
この妃選びの儀は、「宮廷の諍い女」の方でも描かれています。
しかも、「ジャクギ」ではサラリと描かれていた妃選びですが、「諍い女」ではもっと細かく描写されています。
世は康熙帝の代から雍正帝(ようせいてい)の代に移っており、ドラマ自体が雍正帝の即位の儀式から始まるのですが、皇太后(ジャクギにも出てくる雍正帝の母)の強い薦めで子子孫孫の繁栄のための”秀女”選出の儀を行います。
*秀女・・・旗(社会・軍事集団)から選ばれる皇帝の正室・側室候補。旗には、満軍旗・漢軍旗・蒙軍旗などがあり、秀女選出の際は、各民族からバランスよく候補を選出して民族の融和を図ろうとしている様子がドラマの中で描かれています。
「ジャクギ」は全35話という尺だったので、こういった細かい描写や後宮の様子が省かれてしまっていますが、「宮廷の諍い女」は後宮制度や文化の細かい部分も描かれていて、非常に勉強になりますし、目の保養にもなります。
清朝最盛期の華やかな宮廷文化を御堪能いただけるかと思います。
日本上陸をお楽しみに。
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はじめまして。
先日から《甄嬛傳》日本上陸のニュースで個人的にお祭り騒ぎなのですが、
さらにさらに!!李東学@王爺を取り上げてくださって、死ぬほど嬉しいです
韓流スター風の・・・というのに、以前に何かの記事で「中國版宋承憲」なんて書かれていたことを思い出して噴きましたw
李東学は《大秦直道》というドラマでファンになったのですが、辮髪が世界一似合う俳優だと勝手に思っています。

そんなわけでこのドラマを日本語で見られる日をず~っと夢見ていました
日本に持ってきてくださって、本当に感謝しています
投稿: Fal | 2013年2月19日 (火) 23時31分
Falさん、初めまして。メッセージ有難うございます。
李東学を御存知なんて、中華エンタメ通ですね!このドラマで本当にブレイクしました。ミニブログのファン数が当初の3万⇒300万に一気に増えたとか?
この容姿であれば日本でも人気が出そうですね。
「宮廷の諍い女」の日本上陸をお楽しみに!
投稿: アジア・リパブリック | 2013年2月20日 (水) 08時31分