最近、朝日新聞が中国語名に現地音表記のルビを付けているのを発見
自分が日常読んでいる新聞は日経なのですが、最近スポーツクラブに通い始めまして、ロビーに置いてある朝日新聞を読むようになったのですが、朝日新聞は中国語名に現地音表記のルビを付けているのですね。
例えば台湾の現総統、”馬英九”。
テレビなんかでは「ばえいきゅう」「ばえいきゅう」って言っているので、ナンノコッチャって感じだったのですが、朝日新聞では「マー・インチウ」とルビを振ってあるんですね。
しかも、「マー・インジウ」ではなく「マー・インチウ」って表記してます(「ジ」vs「チ」)。現地音により近い表記をしているんですね。
”馬英九”のピンイン表記は[Mǎ Yīng Jiǔ]。
中国語の発音を正しく習っていない人はピンインのアルファベット[Ji] をそのまま”目”で読んで「ジ」と言ってしまっているのですが、日本語のカタカナ「ザ・ジ・ズ・ゼ・ゾ」をそのまま発した音は中国語では正しい音ではなく、濁った音・雑音に聞こえます。
”耳”からちゃんとマスターしている人にとっては[Ji]は、カタカナの「チ」を発した音の方に近く聞こえます。
日本のメディアは英語名については英語の発音通りのカタカナ表記をするのが当たり前になって来ていますが、中国語名の表記についてはまだ統一化されていません。
グローバル時代、英語についてはカタカナ読みしても現地で通じるようにということで早期にそういった対応がなされたのだと思いますが、中国語については現地で通用しない読み表記が未だに使われていることに違和感を覚えていたのですが、朝日新聞のルビはストレス・フリーで、一つの発見でした。マトモ!
国際会議に参加する方々も多いと思いますが、中国人名をちゃんと言えないと会議で伝わりませんね。「"kokinntou" says the dollar-yuen exchange rate should be ....」なんて言っても「who says??」ってな感じで。
欧米メディアは新聞とかでちゃんと現地語読みでアルファベット表記をしているので、それをそのまま読み上げるだけで中国人も自分のことを言われているんだな、っていうのが大体わかるんです。
名前は相手にわかるように言ってあげないと失礼です。
日本のメディアも早く真にグローバル化しないと。。。グローバルっていうのは欧米のことだけはなくアジアも含んでいるんですから。しかもアジアの方がパワーを持って来ているのですから。
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